切削工事とは
下地処理における切削工事とは、自走式の縦ドラムの機器に取り付けた超硬の特殊刃を縦回転させ、パワフルに対象物に打ち付けることで、コンクリートや塗り床、ウレタンといった表層膜を除去する工事となります。
縦ドラムの機器に取り付ける超硬の特殊刃の長さに合わせて、切削面を均一な深さにすることができます。
コンクリート床の高さそのものを低くしたい場合は、この切削工事を繰り返すことで低くすることが可能です。
切削後の床面を平ら、かつ、滑らかな仕上げにしたい場合は、「切削工事」の後に「研削工事」がオススメです。
塗り床では、コンクリート打設時に材料を散布し、同時に施工する「フェロコン」と呼ばれる床仕上材があります。
そのようなコンクリート一体型の硬度が高い「フェロコン」の除去も、この切削工事で問題なく、行うことができます。
その他、コンクリートの表層面が、アクリル、厚膜エポキシ、樹脂モルタル、MMA樹脂といった様々なタイプの除去においても、この切削工事で対応することが可能です。